かぼすを味わう
かぼすをもっとおいしく
かぼすのエッセンスを逃さないとっておきの方法。
ちょっとした工夫を実践するだけで、かぼすの豊かな風味と効果をもっと味わえます。
かぼすの上手な切りかた
まず横半分に切りましょう。
それをさらにくし形に切ると、搾った時に果汁が飛び散りません。
果実を横にしてカット
横にカットすると、簡単に果汁を搾ることができます。
果実に対して縦に切らない
縦にカットすると薄皮が邪魔して、果汁が搾りにくくなります。
かぼすの上手な搾り方
横半分に切って切り口を上向きにし、果汁と外皮に含まれる香りのエッセンスが同時に出るように、やや斜めにして搾りましょう。
皮を下に向けて搾るのが効果的!
皮を上に向けると種もたくさん落ちます。
種を落としたくない場合は、茶漉しなどを使いましょう。
かぼすの上手な保存方法
ポリ袋に入れて輪ゴムで縛って密閉し、冷蔵庫で保存すると、いつまでも新鮮さが保ておいしくいただけます。(ジップロックでも代用可。)また、搾り汁を製氷皿で冷凍し、固まったものをプラスチック製密閉容器に入れなおして冷凍しておけば、およそ1年ぐらいは保存でき、小分けで使えて便利です。
冷蔵での保存
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かぼすの水分を取る
果皮の表面が湿っていると痛みやすくなるので、まずはキッチンタオルなどで表面の水分を拭き取っておきましょう。
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ポリエチレンの袋に入れる
ポリ袋に入れ、密封し冷蔵庫(3~8℃)で保存すると、2週間くらいは鮮度が保て、美味しくいただけます。
冷凍での保存
製氷皿で冷凍保存
搾り汁を製氷皿や瓶詰めにして冷凍保存すれば一年中楽しめます。
かぼすの代表的な味わい方
かぼすは料理の名脇役。まろやかな酸味と爽やかな香りの果汁は、素材本来の味を活かし、料理の味を引き立てます。かぼすの良さは果汁だけではく、皮を削って香りをより引き立たせたり、輪切りにスライスして香りと彩りを加えたりと、用途はさまざま。和・洋・中とどんな料理にも相性抜群です。
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汁物
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鍋物
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ドリンク
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麺
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揚げ物
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焼物
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スイーツ
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加工品
超汎用的!簡単にふるさとの味
かぼすポン酢の作り方
1 ボールにかぼす果汁10:しょうゆ10:酒1:みりん(煮切る)1の割合でまぜる。
2 1に昆布を入れて、2~3日つけ込みできあがり。
ピックアップ
テレビでも大活躍中。話題の料理家 栗原 心平さんにレシピを作成いただきました!
PROFILE
料理家
栗原 心平/Shinpei Kurihara
1978年生まれ、一児の父。料理家・栗原はるみの長男であり、「ゆとりの空間」代表取締役社長。幼いころから得意だった料理の腕を活かし料理家として活躍。「男子ごはん」(テレビ東京系列)出演中。小中学生を対象にしたオンラインクッキングスクール「ごちそうさまクッキングスクール」を主催。著書多数。最新刊に『栗原家のごはん』がある。
マイカボ選手権2023
一つのレシピで簡単展開!
かぼすシロップ
● 材料(作りやすい分量)
- かぼす果汁…100㏄
- かぼすの皮…適量
- グラニュー糖…200g
- 水…100㏄
● 作りかた
- ① かぼすは果汁をしぼる。
しぼったあとの果皮は、表面の緑色の部分をおろし器ですりおろす。
(果皮の白い部分が入ると苦みが出てしまうので、表面のみすりおろす) - ②小鍋にかぼす果汁、グラニュー糖、水を入れて中火にかける。
沸騰してから5分ほど煮詰めて火を止め、おろしたかぼすの果皮を加えて混ぜる。
※清潔な容器に入れ、冷蔵庫で5日間ほど保存可能
かぼすシロップを使った簡単レシピ
かぼすの塩ソルベ
● 材料
- かぼす果汁…200g(約20個分)
- グラニュー糖…大さじ4
- 塩…小さじ1
● 作りかた
- ①かぼすは果汁をしぼり、種を取り除いておく。
小鍋にかぼす果汁、グラニュー糖、塩を入れて強火にかける。 - ②グラニュー糖が溶けたら火を止め、大きめのバットに移して冷凍庫で凍らせる。
- ③40~50分ほど経ったら取り出し、フォークで引っかいて全体を混ぜ、再び凍らせる。
これを数回繰り返す。 - ④全体がしっかりと凍り、ポロポロとした状態になったら使用できる。